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●「ルルとララのカスタード・プリン」あんびるやすこ [読書レポート]

「ルルとララのカスタード・プリン」あんびるやすこ
シリーズ第8作。クヌギじいさまのお誕生会


ルルとララのカスタード・プリン (おはなしトントン)

ルルとララのカスタード・プリン (おはなしトントン)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2008/09/26
  • メディア: 単行本


読了日:2023.3.11
分 類:児童書
ページ:71P
価 格:1000円
発行日:2008年10月発行
シリーズ:ルルとララシリーズ
出版社:岩崎書店
評 定:★★★


●作品データ●
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テーマ : お菓子
語り口 : 三人称(ですます調)
ジャンル: 児童書
対 象 : 小学生向け
雰囲気 : おいしそう、ふんわり
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【100字紹介】
森のお菓子屋さんルルララシリーズ第8作。 アイス目当てのお客様が減ってきて、森は秋のごちそうで「食べ放題レストラン」に。 冬に向けてのお別れ会を兼ねた、クヌギじいさまの誕生会で栄養たっぷりのお菓子をどうぞ


小学生の女の子ふたりで切り盛りする、森の動物たちのお菓子屋さんのお話の
ルルとララのシリーズ8作目。季節は秋。
ルルララのお店はアイスをメインで提供してきたので、
秋になってお客さんが減ってきてしまいました。
しかも秋は実りの季節。素敵な森からの贈り物のおかげで
森全体が栄養たっぷりの「食べ放題レストラン」状態。
わざわざルルララのお店に来たくなるような、
おいしいお菓子を提供しないとお客さんは来ないのです。

そこでニッキと話し合って、200歳になるという
クヌギじいさまの誕生会にかこつけて、栄養たっぷりなお菓子を出そうという計画。

クヌギじいさま、と呼ばれるくらいですし、何しろ動物たちが
二足歩行して喋る世界観ですから、当然クヌギじいさまも喋るのだと思っていたら
大間違いでした。あれ、クヌギじいさまはちゃんと植物なんですね。

今回のお菓子はなかなか…苦しいチョイス。
秋の実りのように黄色くて、ドングリみたいに栄養があって、
それからやわらかいお菓子。え、何故黄色い必要が…!?
いや、いいんですけど…。

そして出てきたカスタードプリンですが、さすがオーブンの使えないルルララ、
火を使わずにゼラチンで固めてしまうプリンです。
ので火の通らない生卵を使っているということで、日持ちしません。要注意。

今回のレシピは、「カスタード・プリン」「カラメル・ソース」、
材料置き換えアレンジの「紅茶プリン」「はちみつプリン」、
盛り付けアレンジの「プリンアラモード」「ぷるりんプリン」でした。


今回、シュガーおばさんはルルララのお菓子がどうしていつもおいしいのか、
そのわけが分かった気がしたそうです。
誰かのために…と考えながら作ることは、大事ですね。
作品としてはそれほどひねりもないですが、いつも通りおいしそうでした。


菜の花の一押しキャラ…シュガーおばさん

「なにより、ニッキが元気になるようなおかしがいいわ。だってさっきはすごくさびそうだったもの」(ララ)


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文章・展開 :★★★
簡 潔 性 :★★★
学 術 性 :★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
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