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●「ものがたりの家 」吉田 誠治 [読書レポート]

「ものがたりの家 吉田誠治 美術設定集」吉田 誠治
建物からものがたりが感じられる美術設定集


ものがたりの家-吉田誠治 美術設定集-

ものがたりの家-吉田誠治 美術設定集-

  • 作者: 吉田誠治
  • 出版社/メーカー: パイ インターナショナル
  • 発売日: 2020/07/28
  • メディア: Kindle版

読了日:2023.3.9
分 類:一般書
ページ:127P
価 格:2200円
発行日:2020年7月発行
出版社:バイ インターナショナル
評 定:★★★★★


●作品データ●
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テーマ : 建物の美術設定集
語り口 : メモ
ジャンル: 画集
対 象 : 一般向け
雰囲気 : 淡々と、でも想像力を刺激する
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【100字紹介】
人気イラストレーターの描く、「ものがたり」を感じられる様々な「家」の美術設定集。 建物を中心としたイラストと、その間取りや細かい設定メモがセットになっていて、 ひとつのイラストから世界が広がる不思議な画集


たまたま紙面でみかけて、面白そうだと思って
公共図書館で借りてみようと予約してみたところ、
1年待ちで手に入りました。人気本!

で、肝心の本体は。
面白かったです。元々、間取り図とかが好きなんですが、
何となく「どう暮らすだろう?」というのを想像するのが楽しいのですよね。
それを、もっと具体的にイラストや設定メモで見せてくれるので、
本当に何かのものがたりが始まりそうな…いや、
ものがたりがずっとそこで続いていそうな、不思議な気持ちになります。
コンセプトが面白いですし、自分以外にも建物からものがたりを想起する人がいた、
しかもそれを同じく楽しみにして読みたい人がいっぱいいる!ということにも
ちょっと「なかまいっぱいだった!」という嬉しい気持ちになりました。

間取りとか見たら、自分ならどう暮らしたいかな、とか
この家に住んでみたい!となるかと思っていたのですが、
この本の中のおうちたちにはちゃんと物語があり、
既に住人たちがいるためか、意外にそういう気持ちではなく、
そっと見守りたいな、この物語を眺めていたいな、と思わされたのも意外でした。

それくらい、リアルに物語が心の中に浸透してきた、ということかもしれません。

しかしこれくらい自由自在に心の中のおうちをイラストにできたら、
楽しいだろうなあ。。。自分でこのスキルを手に入れるには、
他のやりたいことが多すぎて手が回りませんが、
こういう道もあったのだなあとしみじみ感じました。


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文章・展開 :★★★★
簡 潔 性 :★★★★★
学 術 性 :★★★★
独 自 性 :★★★★★
読 後 感 :★★★★
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