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●「たのしいことを拾って生きる。」まりげ [読書レポート]

「たのしいことを拾って生きる。」まりげ
友人への近況報告で始めた、家族の日常漫画


たのしいことを拾って生きる。~まいにちいろいろ、家族ドロップス~

たのしいことを拾って生きる。~まいにちいろいろ、家族ドロップス~

  • 作者: まりげ
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2018/08/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


読了日:2023.6.24
分 類:エッセイ漫画
ページ:207P
価 格:1300円
発行日:2018年9月発行
出版社:大和書房
評 定:★★★+


●作品データ●
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テーマ : 子育て、日常
語り口 : ―
ジャンル: 一般書
対 象 : 一般向け
雰囲気 : 日常
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【100字紹介】
幼い子どもを抱えての移住をきっかけに、 友人への近況報告のようなつもりでインスタグラムに投稿し始めた絵日記を、 まとめて単行本化したもの。離婚した両親、脱サラ夫、賑やかな息子たち。家族との毎日から拾う幸せ

タイトルが良くて手に取りました。
「たのしいことを拾って生きる。」って、理想的じゃないですか。
そんな人生を心がけたい…!と。

インスタに投稿されていた絵日記がもとになった、日常エッセイ漫画です。
どれだけポジティブで、楽しい毎日なのかな…?と思ったら、
意外に普通、でもずいずい進んでいくタイプ、という感じの方。
でもやってくるイベントが、なかなかハードモード。

ご両親の離婚、大学休学、山小屋での住み込みアルバイト、
結婚後は実母との同居ののち田舎への移住と義実家同居、
古民家のリノベーションと日々の子育てと田舎暮らし。

いや、色んな人生があるなあと。
色々と壁にぶち当たりつつも、それなりに明るく生きていけるのは
かなりの割合、こういうふうにイラストを投稿することも
プラスになっているのではないかと思います。
書くために一歩引いて観察できること、人に見てもらえて反応してもらえること、
孤育てに陥りやすい昨今において、SNSというのはひとつの、
大事なセーフティーネットだなあと思うのです。
SNSと、SNS発の沢山の子育てエッセイ漫画があふれているのを見ても。
まあ、こんなふうに本にまでなる方は本当に一握りではあると思うのですが。

SNSには不特定多数が人を傷つけることが問題になることもありますが、
こうやって誰かの幸せに一役買ったり、それをみんなで共有して元気づけられたり、
良い面も沢山あるよね、と何となく思いをはせた一冊でした。


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文章・展開 :★★★
簡 潔 性 :★★★
学 術 性 :★★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★+
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