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●「ルルとララのシャーベット」あんびるやすこ [読書レポート]

「ルルとララのシャーベット」あんびるやすこ
シリーズ第11作。夏に目覚めた「氷の精」


ルルとララのシャーベット (おはなしトントン)

ルルとララのシャーベット (おはなしトントン)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2010/03/26
  • メディア: 単行本


読了日:2023.2.19
分 類:児童書
ページ:71P
価 格:1000円
発行日:2010年4月発行
シリーズ:ルルとララシリーズ
出版社:岩崎書店
評 定:★★★


●作品データ●
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テーマ : お菓子
語り口 : 三人称(ですます調)
ジャンル: 児童書
対 象 : 小学生向け
雰囲気 : おいしそう、ふんわり
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【100字紹介】
森のお菓子屋さんルルララシリーズ第11作。 森の広場で行われるパーティーで、披露される氷の彫刻の練習から、氷の精が現れた! みんなに嫌われていると思い込み、いたずらばかりする氷の精が見た、森の夏の風景は…


小学生の女の子ふたりで切り盛りする、森の動物たちのお菓子屋さんのお話の
ルルとララのシリーズ11作目。


今回は、暑い暑い夏のお話です。真夏に大きな氷のブロックが届き、
村のパーティーで飾るための「氷の彫刻」を作るシュガーおばさん。
テーマは「氷の精」。シュガーおばさん、器用です。
練習で、見事な氷の精を彫り上げ、ルルララのお店にプレゼントしてくれました。
この氷の精の氷像からなんと、本物の氷の精が目覚めてしまいます!
普段は冬にしか目覚めない氷の精が、夏の景色の中で…。

氷の精、なかなか可哀そうですね。
確かに冬の間、ついつい「はやくみずうみの氷がとければいいのに」とか
「氷がとければ春が来るのにね」って…言ってしまいそう!
そればかり聞かされてたら確かに、うんざりかもですね。

そんな氷の精のいたずらで、あちこち凍らされたルルララのお店で、
シャーベットを作ります!暑い夏にはぴったりですね。

今回のレシピは
「オレンジ・シャーベット」「フルーツシャーベット」
「サイダーシャーベット」「チョコミルクシャーベット」
「ヨーグルトシャーベット」「フルーツヨーグルトシャーベット」
「パステルシャーベット」。色んなジュースや液体でシャーベットを作りました。


冷たくて暑くて、でもあたたかなこころ。
氷の精とまた冬に会うのが楽しみですね。


菜の花の一押しキャラ…シュガーおばさん

「ああ、これがるるがいっていた『あたたかなきもち』にちがいないわ」(氷の精)


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文章・展開 :★★★
簡 潔 性 :★★★
学 術 性 :★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
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●「ルルとララのクリスマス」あんびるやすこ [読書レポート]

「ルルとララのクリスマス」あんびるやすこ
シリーズ第17作。色んなお菓子を作ります


ルルとララのクリスマス (おはなしトントン43)

ルルとララのクリスマス (おはなしトントン43)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2013/10/18
  • メディア: 単行本


読了日:2023.2.17
分 類:児童書
ページ:71P
価 格:1100円
発行日:2013年10月発行
シリーズ:ルルとララシリーズ
出版社:岩崎書店
評 定:★★★


●作品データ●
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テーマ : お菓子
語り口 : 三人称(ですます調)
ジャンル: 児童書
対 象 : 小学生向け
雰囲気 : おいしそう、ふんわり
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【100字紹介】
森のお菓子屋さんルルララシリーズ第17作。 クリスマスツリーを素敵にしたいルルララ。 心浮き立つクリスマスにぴったりのお菓子を沢山作ります。 「ほんとうのおくりもの」に気付いたルルララのクリスマスツリーは?


小学生の女の子ふたりで切り盛りする、森の動物たちのお菓子屋さんのお話の
ルルとララのシリーズ17作目。

いつもは大体、タイトルになっているお菓子を作りますが、
今回は「クリスマス」というイベントのくくり。
レシピもひとつのお菓子とそのアレンジという形ではありません。

「クリスマスのカップケーキ」「クリスマスデザート」
「キンダープンシュ」「RED&WHITE チーズケーキ」
「CHRISTMASのジンジャークッキー」
「ホットケーキでつくるちいさなツリー」

簡単、今までの作品にも基本は出てきているもののアレンジ、
などで構成。クリスマスイベントのスペシャルヴァージョンというところでしょうか。

初っ端、クリスマスツリーをお店に飾るのが夢だったルルララが、
届いたばかりのもみの木を見ながら期待に夢をふくらませて
クリスマスの飾りを売る市場へ元気に飛び出していき、
そしてがっかりして戻ってくるところに…現実の厳しさを感じました…。
いや、ホント、それですね。森の仲間たち相手にメルヘンなお菓子屋さんを
開いているルルララですが、こんなところが物凄い現実的。

でも、素敵なクリスマスとクリスマスプレゼントに着地出来て良かったです。


菜の花の一押しキャラ…シュガーおばさん

「どんなしなものでも、こころがこもっていなかったら、ほんとうのおくりものとはいえないでしょう?」(シュガーおばさん)


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文章・展開 :★★★
簡 潔 性 :★★★
学 術 性 :★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
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●「決定版 戸塚恵子のドールハウス」戸塚恵子 [読書レポート]

「決定版 戸塚恵子のドールハウスなつかしい日本の風景を再現するミニチュアたち」戸塚恵子
昭和を舞台にしたドールハウスの数々を紹介


決定版 戸塚恵子のドールハウス Handmade Series

決定版 戸塚恵子のドールハウス Handmade Series

  • 作者: 戸塚恵子
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2015/02/25
  • メディア: Kindle版


読了日:2023.2.14
分 類:一般書
ページ:86P
価 格:1600円
発行日:2015年3月発行
出版社:学研パブリッシング
評 定:★★★★+


●作品データ●
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テーマ : ドールハウス
語り口 : 一人称(ですます調)
ジャンル: 作品集
対 象 : 一般向け
雰囲気 : あたたかな、なつかしい
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【100字紹介】
昭和30年~40年代をテーマにした著者のドールハウス作品集。 作品の全景だけでなく、クローズアップと解説、個々の構成部品の作成手順も写真付きで紹介。 ふんわりと温かい、「なつかしい日本」を堪能できる1冊。

最初に言っておくと菜の花、別に昭和30年代、40年代を生きたことはないのです。
もう少しあとの生まれなので…でも、何故なんでしょうね、
この時代の雰囲気というのは、体験したことないはずなのに、
どこか温かくて、懐かしく感じるのです。

これは、著者が作り出した雰囲気なのかもしれません。
この本の著者はドールハウス製作者。
本書は著者・戸塚さんの作品写真集になります。

集められているのは、昭和の頃の風景を切り取ったミニチュアの数々。
一般家庭の室内であったり、喫茶店や甘味処、
駄菓子屋や文房具屋などの様々なお店であったり。
本当に細かく細かく作りこまれています。
その気の配り方にも驚きますし、こんな小さなものを
こんなにも「それらしく」作り出す技にも驚きますけれども、
一番のこの本の特徴はそこではないのではないかと感じるのです。

たぶん、それが冒頭の通りで。
著者が作り出しているものは、目に見えるもの、
和菓子屋さんのお菓子一つ一つであったり、縁日のチョコバナナであったり、
そういうものだけではなく、懐かしい、楽しかった、嬉しかった、
温かかった、そんな、「あの頃」の思い出と雰囲気なのでしょう。

目に見えないものを生み出すちから。
凄いですね…。
素敵な作品だと思いました。


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文章・展開 :★★★★
簡 潔 性 :★★★★
学 術 性 :★★★
独 自 性 :★★★★
読 後 感 :★★★★★
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●「ルルとララのわくわくクレープ」あんびるやすこ [読書レポート]

「ルルとララのわくわくクレープ」あんびるやすこ
シリーズ第12作。「なかなおり」のお茶会


ルルとララのわくわくクレープ (おはなしトントン21)

ルルとララのわくわくクレープ (おはなしトントン21)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2010/12/22
  • メディア: 単行本


読了日:2023.2.12
分 類:児童書
ページ:71P
価 格:1000円
発行日:2010年12月発行
シリーズ:ルルとララシリーズ
出版社:岩崎書店
評 定:★★★


●作品データ●
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テーマ : お菓子
語り口 : 三人称(ですます調)
ジャンル: 児童書
対 象 : 小学生向け
雰囲気 : おいしそう、ふんわり
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【100字紹介】
森のお菓子屋さんルルララシリーズ第12作。 ケンカしたなかよし5ひきのグループを仲直りさせるため、 一番大人しいのねずみのフィオナが注文したのは 「なかなおりのお茶会」用のケンカを忘れるようなお菓子でした…


小学生の女の子ふたりで切り盛りする、森の動物たちのお菓子屋さんのお話の
ルルとララのシリーズ12作目。

けんかしちゃった女の子のなかよし5ひきグループ。
なかなか怖そうです。
唯一、中立の立場でいるのねずみのフィオナ、頑張ります。
何とか「なかなおりのお茶会」でみんなを元通りにしたいフィオナ。
でもケンカしている子たちが、お茶会に来てくれるでしょうか?
そのための「わくわく」なのです!
来ないと味わえない、わくわくクレープのお茶会、開幕ですね。

今回のレシピは、基本の「プレーン・クレープ」、
焼きあがったあつあつのクレープをバターとグラニュー糖で頂く
「シンプルクレープ」、色々なソースをかける「ソース de クレープ」、
色んなものを巻き巻きする「くるくるクレープ」、
お野菜も食べられる「サラダクレープ」、「バナナクレープ」、「クレープアイス」、
そして「クレープパーティー」。
最後の最後は、クレープみたいなフィオナのための「ちいさいミル・クレープ」。


こんなパーティー、小学生女子ならわくわくですよね!
お誕生日会なんかでも使えるかも?



菜の花の一押しキャラ…フィオナ

「なんともじつに!わくわくしてくるのであります」(ニッキ)


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文章・展開 :★★★
簡 潔 性 :★★★
学 術 性 :★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
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●「ルルとララの天使のケーキ」あんびるやすこ [読書レポート]

「ルルとララの天使のケーキ」あんびるやすこ
シリーズ第9作。願いをかなえるレアチーズ


ルルとララの天使のケーキ (おはなしトントン)

ルルとララの天使のケーキ (おはなしトントン)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2009/03/14
  • メディア: 単行本


読了日:2023.2.8
分 類:児童書
ページ:71P
価 格:1000円
発行日:2009年3月発行
シリーズ:ルルとララシリーズ
出版社:岩崎書店
評 定:★★★


●作品データ●
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テーマ : お菓子
語り口 : 三人称(ですます調)
ジャンル: 児童書
対 象 : 小学生向け
雰囲気 : おいしそう、ふんわり
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【100字紹介】
森のお菓子屋さルルララシリーズ第9作。 願いを叶える天使の薬を託されたルルとララ。モモンガなのに飛ぶのが苦手なポーラの、 大好きなお友達に会いに行くために遠くへ飛びたいという願いを叶えるお菓子を作ります。


小学生の女の子ふたりで切り盛りする、森の動物たちのお菓子屋さんのお話の
ルルとララのシリーズ9作目。

雨の中、何とびっくり、ルルララは天使に遭遇します。
でも願い事を叶える矢を放つこの天使ときたら、全然狙いが定まりません。
今日が初めてのお仕事で、12本持ってきた矢のうち11本目を外してしまい、
ルルララと一緒に次なる作戦に挑みますが…、
結局ポーラの願いを叶えるお仕事をルルララに託して帰ってしまいます。

この願いを叶えるオクスリというのが、ちょうどレモン味。
というわけで、今回の「天使のケーキ」は、レアチーズケーキです!

今回のレシピは
「チーズケーキ」「フルーツソース」、
アレンジの「きらきら天使のケーキ」「カップのチーズケーキ」です。
アレンジのデコレーションが可愛いです。


大好きなお友達のウサギのメイに会いに行くため、遠くへ飛びたいポーラ。
メイの事情を聞いてしまい、居ても立っても居られないいられずに
お店を飛び出したポーラは、やるときはやる子ですね。


それにしてもラッキーなのはアナグマくん、でした。


菜の花の一押しキャラ…シュガーおばさん

「これはじつに!わがはいの大好物、チーズでつくったケーキでありますか?」(ニッキ)


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文章・展開 :★★★
簡 潔 性 :★★★
学 術 性 :★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
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●「ルルとララのチョコレート」あんびるやすこ [読書レポート]

「ルルとララのチョコレート」あんびるやすこ
シリーズ第5作。愛を伝える、チョコレート


ルルとララのチョコレート (おはなしトントン)

ルルとララのチョコレート (おはなしトントン)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2007/02/01
  • メディア: 単行本


読了日:2023.2.5
分 類:児童書
ページ:71P
価 格:1000円
発行日:2007年2月発行
シリーズ:ルルとララシリーズ
出版社:岩崎書店
評 定:★★★+


●作品データ●
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テーマ : お菓子
語り口 : 三人称(ですます調)
ジャンル: 児童書
対 象 : 小学生向け
雰囲気 : おいしそう、ふんわり
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【100字紹介】
森のお菓子屋さルルララシリーズ第5作。 女の子が自分の気持ちを伝える「チョコレート・デイ」を森でもやってみることに。 うさぎのミリーは、幼ななじみのティッピに素敵なチョコレートを贈ることにしたのだけれど…


小学生の女の子ふたりで切り盛りする、森の動物たちのお菓子屋さんのお話の
ルルとララのシリーズ5作目。

冬…人間のまちから、甘くて香ばしい匂いのしてくる「チョコレート・デイ」の前。
この世界での「チョコレート・デイ」は、、
女の子から男の子へ思いをのせたチョコレートを贈る日です。

妹思いの優しくてちょっと引っ込み思案なうさぎのミリーは、
幼いころに、ウサギにとっての婚約の儀式のようなものである
「よつばのクローバーを交換していっしょにたべる」をした仲である
灰色ウサギのティッピに、想いを寄せているようです。

ミリーを応援したくなったルルとララは、人間の習慣である
「チョコレート・デイ」を、森でも始めてみることにしました。


今回のレシピは「チョコレート」(とかして固めるだけ)に、
チョコレートアレンジ(フルーツをコーティング、カップに入れる、カラフル・チョコ、
それからボール紙とアルミホイルで作る型、「ライスパフ・チョコ」、
ラッピングなど。


森の仲間たちは小学生くらいのイメージの動物さんの登場が多いのですが、
今回のミリーは妹が幼児で、自分は高校生くらいのイメージでしょうか。
ちょっとお姉さんでした。ティッピ登場はもう、物凄く素敵でしたね。
何だかとてもほっこりしました。
優しいミリーに、素敵な未来がありますように。


それにしてもオチが…(笑)。


菜の花の一押しキャラ…ミリー

「なんともじつに…。このチョコはわがはいの家のドアより大きいのであります」(ニッキ)


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文章・展開 :★★★
簡 潔 性 :★★★
学 術 性 :★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★★★
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●「ここはボツコニアン5 Final」宮部みゆき [読書レポート]

「ここはボツコニアン5 Final ためらいの迷宮」宮部みゆき
「できそこない」のRPG世界のお笑い小説


ここはボツコニアン 5 FINAL ためらいの迷宮 (集英社文庫)

ここはボツコニアン 5 FINAL ためらいの迷宮 (集英社文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/11/18
  • メディア: 文庫


読了日:2023.1.28
分 類:長編(連載もの)
ページ:291P
価 格:1100円
発行日:2015年9月発行
シリーズ:ボツコニアン
出版社:集英社
評 定:★★


●作品データ●
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テーマ : RPG風冒険
語り口 : 著者による語り(である調)
ジャンル: 一般
対 象 : 一般向け(RPG好きのための)
雰囲気 : ギャグ
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【100字紹介】
「ボツネタ」が集まってできた、RPG風のできそこないの世界・ボツコニアンで、 選ばれし少年少女・ピピとピノは長靴の戦士として魔王を求めて旅に出る。 作者の趣味のゲームや映画ネタ満載のギャグ・シリーズ最終巻


宮部みゆき、久々に拝読でした。
本シリーズは5冊まとめて読みました(が、感想は1つにまとめて)。
宮部みゆき女史のミステリが元々とても好きで、沢山読んでいましたが、
RPGにはまった…という話を聞いた頃くらいから、
あまり読んでいない気がします。
さて、久々の作品は…ずいぶんポップですね…?


……
………み、宮部みゆき…さん?

菜の花の中の、宮部みゆき像が…音を立てて崩れてゆく…。

世の中のボツが集積してできたできそこないの「ボツコニアン」という世界で、
魔王に相対するために選ばれた「長靴の戦士」が世界のトリセツと一緒に旅立ち、
各地で抱腹絶倒系の激戦を繰り広げ、最後は魔王と対峙するわけですが。

「小説すばる」に連載されていた本作は、連載作品らしい、
展開に柔軟性があるというか、伏線回収が微妙というか…。
宮部みゆきといえば小気味良い伏線回収が持ち味のひとつと思っていたのですが。
パロディ系の小説一般の中では上等なのでしょうが、
やはり宮部みゆき女史作品と思って読んでいたせいか、
物足りなさがありました。
とりあえず、次行ってみよう。



菜の花の一押しキャラ…ポーレ

「ボツまがいって、ボツより性質が悪いんじゃねえのかなあ」  「ボツにならないから。ね?」(ピノ、ピピ)


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文章・展開 :★★
簡 潔 性 :★★★
学 術 性 :★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
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●「ルルとララのアロハ!パンケーキ」あんびるやすこ [読書レポート]

「ルルとララのアロハ!パンケーキ」あんびるやすこ
シリーズ第22作。魔法の言葉は、アロハ!


ルルとララのアロハ! パンケーキ (おはなしトントン)

ルルとララのアロハ! パンケーキ (おはなしトントン)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2016/12/16
  • メディア: 単行本



ルルとララのアロハ!パンケーキ ルルとララのおかしやさん

ルルとララのアロハ!パンケーキ ルルとララのおかしやさん

  • 作者: あんびるやすこ
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2022/12/05
  • メディア: Kindle版


読了日:2023.1.27
分 類:児童書
ページ:71P
価 格:1000円
発行日:2016年12月発行
シリーズ:ルルとララシリーズ
出版社:岩崎書店
評 定:★★★


●作品データ●
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テーマ : お菓子
語り口 : 三人称(ですます調)
ジャンル: 児童書
対 象 : 小学生向け
雰囲気 : おいしそう、ふんわり
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【100字紹介】
森のお菓子屋さん、ルルララシリーズ第22作。 元船乗りでハワイを懐かしむおじいちゃんねずみのために、 孫ねずみたちが幸せな気持ちになるお菓子を注文。 ハワイ旅行帰りのシュガーおばさんの教えてくれたレシピは?


小学生の女の子ふたりで切り盛りする、森の動物たちのお菓子屋さんのお話の
ルルとララのシリーズ22作目。

わかいころ「船のりねずみ」で、ハワイを第二の家のように感じている
おじいちゃんねずみが、森にいてもハワイを思い出して幸せな気持ちになれるような、
そんなお菓子を注文にきた子ねずみたち。

タイムリーなことに、三週間のおやすみをとってハワイ旅行に行っていた
お隣のパン屋さんのシュガーおばさんが、ハワイのおみやげと一緒に帰ってきてくれました。
今回のシュガーおばさんのレシピは、
ホットケーキよりずっと「もちもち」なアロハなパンケーキ!
(ちなみにハワイのパンケーキは他に、ずっと「ふわふわ」なものもあるらしい…!)

というわけで今回のレシピは
基本の「プレーン・パンケーキ」、パンケーキには欠かせない「ふわふわホイップバター」、
更に南の島らしい「パイナップルのパンケーキ」「ココアのパンケーキ」、
「ココナッツソース」、アレンジレシピの「ミニミニパンケーキ」です。

表紙のアロハなルルララ、可愛いです。
シュガーおばさんのおみやげの服ですね!
おじいちゃんねずみもこの格好でお出迎えです。
すっかり森がアロハになりました。

そういえば、アロハって「こんにちは」「さようなら」だけじゃなかったのですね。
実に色々な意味があるようです。もう、良きこと全部、詰め込んだような感じでしょうか。
素敵な魔法の言葉だったんですね~。
そんな気持ちでいつも、過ごせるように心がけたいものですね。


菜の花の一押しキャラ…シュガーおばさん

「じぶんのまわりの人やできごとに、ありがとうってお礼をするきもちもアロハ。  あいてのきもちになって、もっと仲よしになろうって、かんがえるきもちもアロハ。  それから人といっしょに喜んで、大好きになるっていうのもアロハなんだよ、  子ねずみたち。そういうすてきなきもちをあいてにつたえることばが、アロハなんだ」(おじいちゃんねずみ)


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文章・展開 :★★+
簡 潔 性 :★★★
学 術 性 :★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
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●「ルルとララのフレンチトースト」あんびるやすこ [読書レポート]

「ルルとララのフレンチトースト」あんびるやすこ
シリーズ第19作。しぼんだ心を、元気に!


ルルとララのフレンチトースト (ルルトララノフレンチトースト)

ルルとララのフレンチトースト (ルルトララノフレンチトースト)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2014/12/29
  • メディア: 単行本

読了日:2023.1.25
分 類:児童書
ページ:71P
価 格:1000円
発行日:2014年12月発行
シリーズ:ルルとララシリーズ
出版社:岩崎書店
評 定:★★★


●作品データ●
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テーマ : お菓子
語り口 : 三人称(ですます調)
ジャンル: 児童書
対 象 : 小学生向け
雰囲気 : おいしそう、ふんわり
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【100字紹介】
森のお菓子屋さん、ルルララシリーズ第19作。 木のぼり広場の木々が嵐でなぎ倒されて、森の仲間たちはみんながっかり。 彼らを元気づけるため、見方ややり方を変えることで、おいしく素敵に仕上がるお菓子を作ります


小学生の女の子ふたりで切り盛りする、森の動物たちのお菓子屋さんのお話の
ルルとララのシリーズ19作目。

大好きな「木のぼり広場」が嵐になぎ倒されてしまい、
動物たちはみんながっかりしています。
ルルとララは彼らを元気づけるためにお菓子を作ることにしましたが、
なかなか思いつかず、1ヵ月も経ってしまいます。
たまたまシュガーおばさんが焼きすぎてしまった食パンを
山ほど持ってきてくれたことで新しいレシピ「フレンチトースト」を手に入れます。

このフレンチトースト、元々はかたくなってしまったパンを
おいしく食べるために考案されたレシピ。
焼きたてあつあつを元気にほおばれば、みんなも元気になるかも!
さあ、ルルララのお店の開店です!

今回のレシピは、基本の「フレンチトースト」のほか、
少し味を足した「パウダーシュガー&メープルシロップ」、「シナモンシュガー」、
形を変えた「ハートのトースト」、
牛乳の代わりにオレンジジュースを使う「オレンジのトースト」、
変わり種の「ココアのトースト」「いちごミルクトースト」、
最後が、フレンチトーストを冷やして2枚重ねて
何かを間に挟んだり上にのせることで作る「ケーキみたいなフレンチトースト」。

まさかフレンチトーストがケーキに変身するとは!
みんなも元気になって、木のぼり広場も生まれ変わって良かったですね。



菜の花の一押しキャラ…シュガーおばさん

「もうダメだとおもっても、みかたや、やりかたをかえれば、ちっともダメじゃない。  まだまだ、だれかをよろこばせたり、役にたったりできるって、おもえるものね」(みんな)


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文章・展開 :★★+
簡 潔 性 :★★★
学 術 性 :★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
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●「ルルとララのコットンのマカロン」あんびるやすこ [読書レポート]

「ルルとララのコットンのマカロン」あんびるやすこ
「なんでも魔女商会」とルルララのコラボ!


ルルとララのコットンのマカロン (おはなしトントン)

ルルとララのコットンのマカロン (おはなしトントン)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2014/06/23
  • メディア: 単行本


読了日:2023.1.22
分 類:児童書
ページ:71P
価 格:1000円
発行日:2014年6月発行
シリーズ:ルルとララシリーズ
出版社:岩崎書店
評 定:★★+


●作品データ●
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テーマ : お菓子
語り口 : 三人称(ですます調)
ジャンル: 児童書
対 象 : 小学生向け
雰囲気 : おいしそう、ふんわり
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【100字紹介】
森のお菓子屋さん、ルルララシリーズ第18作。 同著者の「なんでも魔女商会」のシルクに仕えるコットンから教わったマカロンを作るのに、 ついにルルララがオーブンに挑戦。おしゃれでなくちゃ、マカロンじゃない!?


小学生の女の子ふたりで切り盛りする、森の動物たちのお菓子屋さんのお話の
ルルとララのシリーズ18作目。

同著者の別シリーズ「なんでも魔女商会」とのコラボ企画…
だそうなのですが、タイトルしか知らないもので、
見返しの紹介だけが頼りです…。

両方知っている人には楽しめそうですが、話の展開が
きっとたぶん、そちらのシリーズでもコラボ企画で
この前に当たるお話があるんだろうと…。たぶんですが。

それくらい、ちょっとわからない。。。

とりあえず、こちらのお話は、
子ネズミのアンナが、療養のために都会からやってきた
いとこの子ネズミニーナを元気づけるために、
ルルララをおだてあげて、ルルララでは作れなかった
オーブンを使うマカロンをうまいこと注文していって、
時間をかけてようやく、ルルララが作れたよ!ということですね。
うん、ついに18作目にしてようやくオーブンが使えたと。
さすが、小学生向けの児童書。
なかなか低学年の子だとオーブンは敷居が高いですからね。
ここまで電子レンジでやってきたのがむしろ凄い。
さすがにマカロンはオーブンでは作れなかったか…。
しかしいきなり難しいの来ました。
コラボ記念で作るお菓子の難易度が上がっているのでしょうか。
確かにオシャレさは素晴らしいですけれどもね、マカロン。
42,43ページのイラストは、おいしそうな上、オシャレ。
これぞまさにマカロンですね!
今回は、67,68ページにもちょっとした変形ページで特別感が演出されています。
さすがコラボ企画。
…でもちょっとわからないので、仕方ないから今度は
あちらのシリーズも読んでみないとですね…。
はっ、これぞ商業的ワナ…?


菜の花の一押しキャラ…シュガーおばさん

「つぎは、もっといろいろなマカロンをつくってみたら?ルルとララ。  『おしゃれ』でなくちゃ、マカロンとはいえないもの。」(シュガーおばさん)


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文章・展開 :★★
簡 潔 性 :★★★
学 術 性 :★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
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