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●「篁破幻草子 めぐる時、夢幻の如く」結城 光流 [読書レポート]

篁破幻草子 めぐる時、夢幻の如く」結城 光流
小野篁&橘融のオカルトファンタジー最終巻


めぐる時、夢幻の如く―篁破幻草子 (角川ビーンズ文庫)

めぐる時、夢幻の如く―篁破幻草子 (角川ビーンズ文庫)

  • 作者: 結城 光流
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 文庫


読了日:2014.02.08
分 類:ライトノベル
ページ:286P
価 格:514円
発行日:2007年6月発行
出版社:角川ビーンズ文庫
評 定:★★


●作品データ●
----------------------------
主人公 : 小野 篁(橘 融)
語り口 : 3人称
ジャンル: ライトノベル
対 象 : ヤングアダルト向け
雰囲気 : 歴史オカルト
結 末 : 解決、完結
イラスト: 四位広猫
デザイン: BELL'S
---------------------------

【100字紹介】
ときは平安のはじめ。人の身でありつつ夜は冥府の官吏として、
都にはびこる鬼を狩る小野篁。彼の持つ凶星・破軍の魂は不完全であり、
そのために悪鬼・朱焔に執拗に狙われ、
ついに闇に堕ちることに…!シリーズ完結編



シリーズ第5巻、最終巻です。

ごくごく久し振りに読みました。
4巻を読んだのが2008年の夏です。実に5年半振り。
当然ながら…覚えてません!(>_<)
が、無謀にもそのまま読み進めました。

結果。

話が分からない…。
ひたすら置いてけぼり…。
そして置いてけぼりにされながら、
最後まで読むことになってしまいました。

初っ端から楓が多分、死んでいて(?)、
篁は闇に堕ちかけていて、生まれ変わる前だか、
過去の宿命が出てきて、主人公がぐるぐるしている間に、
周りでは色々悲劇と惨劇がおきまくり、
過去の思い出も次々飛び出し…、という感じ。

結論から言えば、置いてけぼりで
感情移入ゼロのまま読み進めるという、
その読み方が悪かったのか、どうも微妙でした。
何だか一昔前の少女マンガみたいです。
悲劇の大バーゲンセール。
内容としては結構シビアで、どんどん犠牲が積み重なっていく、
絶望的なエピソードなのに、お芝居がかっているというか、妙に遠いというか。
でもすみません、きっと感情移入できなかった、
覚めた目の読者が悪いです(>_<)。

なお、巻末には「橘少将、鬼の「腕」と闘うの事」と
「終わりなき、それは」の短編2編が収録されています。
「終わりなき~」は、昌浩&もっくんも出張出演です。


しかしこれだけのことがありつつ、
最終的に主人公だけが取り残されるのは切ないですね。
他の北斗の人たちの魂は一体、どこへ…?


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文章・描写 :★★
展開・結末 :★★
キャラクタ :★★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
---------------------------------


菜の花の一押しキャラ…橘 融

「俺くらい知っていてやらないと、働き損だよなぁ」(橘 融)
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