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●「トヨタ式「改善」の進め方」若松義人 [読書レポート]

最強の現場をつくり上げる! トヨタ式「改善」の進め方」若松義人
トヨタ式改善をする際の心構えを中心に説く


トヨタ式「改善」の進め方―最強の現場をつくり上げる! (PHPビジネス新書)

トヨタ式「改善」の進め方―最強の現場をつくり上げる! (PHPビジネス新書)

  • 作者: 若松 義人
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 新書


読了日:2011.10.09
分 類:一般書
ページ:222P
価 格:800円
発行日:2007年6月発行
出版社:PHP研究所(PHPビジネス新書)
評 定:★★★+


●作品データ●
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テーマ : トヨタ式「改善」
語り口 : 一人称(私)
ジャンル : ビジネス書
対 象 : 一般向け
雰囲気 : 啓蒙書的な
装 幀 : 齋藤 稔
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【100字紹介】
「ジャスト・イン・タイム」「自働化」「ムダ取り」などの用語とともに
知られるトヨタ生産方式と改善の手法。
これらの中で最も難しいのは、それをどう組織に浸透させていくかであり、
本書はそこを中心に手法を語る。




トヨタといえば、独特の手法を全面に押し出す、
押しも押されぬ大企業の一つ。
有名なことばは色々ありますね。
上の紹介にも書いた「ジャスト・イン・タイム」「自働化」「ムダ取り」もそうですが、
他にも「5S」「ポカよけ」「かんばん」「アンドン」
「課題解決型改善」「コストハーフ」「ヨコテン」「ショールーム化」

…などがあるそうです、ええと、見返しから取りました。
まあ、そういう色々が、かなり読みやすく取りまとめられているのが本書。
でもどちらかというと、そういう実践的なこと以上に、
「心構え」のようなものに主軸が置かれています。

トヨタ方式が他の何よりも良いというつもりはないですが、
考え方として非常に面白いものを感じます。
ちょうど同時期に読みかけている「インポッシブル・シンキング」という、
メンタルモデルに関する本との相乗効果で面白く感じている節もあります。
トヨタ式改善で一番重要なのは、その手法ではなくて、
そこにあるメンタルモデルなのではないかと思います。
形だけ真似ても意味が無い、ということが繰り返し述べられ、
特に上層部の人が読むべき内容が満載されています。

「改善」をしたい組織の上の人たちには、必読かもしれません。

自分の周りの組織を見ていると、そうそううまくいくとは思えませんが、
こういう思想がある、ということはちゃんと心に留めておきたいな、
と思いました。大変興味深い1冊でした。


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文章・展開 :★★★★
簡 潔 性 :★★★★
学 術 性 :★★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
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