●「伯爵と妖精 プロポーズはお手やわらかに」谷 瑞恵 [読書レポート]
「伯爵と妖精 プロポーズはお手やわらかに」谷 瑞恵
妖精と謀略とドキドキの英国風ファンタジー
読了日:2011.08.01
分 類:ライトノベル
ページ:277P
価 格:514円
発行日:2005年3月発行
出版社:集英社(コバルト文庫)
評 定:★★★+★
●作品データ●
----------------------------
主人公 : リディア・カールトン
語り口 : 3人称
ジャンル : 英国風ファンタジー
対 象 : ヤングアダルト向け
雰囲気 : キュートで緊張感ある
結 末 : まあ、ハッピーエンド
イラスト : 高星 麻子
装 丁 : 織田 弥生
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【100字紹介】
英国、ヴィクトリア朝時代が舞台のファンタジー・ライトノベル第3巻。
妖精女王にプロポーズされる伯爵と、水棲馬にアプローチされるリディア。
「月をくれるなら」という約束とムーンストーン。謎の結社も登場して…
舞台は英国。ヴィクトリア朝時代。
妖精や魔法が段々と「子供だまし」と思われていく世界で、
確かにそこに存在する妖精を見ることができ、話すことができる少女リディアは、
「妖精博士(フェアリードクター)」として、
優雅な美形の伯爵・エドガーに雇われ、ロンドンの屋敷に通う日々。
緑豊かなスコットランドを恋しく思いつつ、ロンドンに滞在するリディアの元に、
昔なじみの妖精がやってきます。ちょっと厄介なのが…。
というわけで、今回のゲストメンバーは、
スコットランドからやってきた水棲馬(ケルピー)(仮称・ケイン君)。
エドガーを妖精女王の花婿とするために迎えにやってきた野の妖精・
マリーゴールド&スイートピー(そのままだなあ…)、
エドガーに見込まれて屋敷に出入りするようになった駆け出し画家のポール。
まあ、こんなところ。
でも単なるゲストに終わらず、
このままレギュラーメンバーになりそうな感じのキャラもいますが…。
第3巻のキーワードは、
「月をくれるなら」「ムーンストーン」「赤い弓と白い弓」…でしょうか。
ああ、あとはタイトル通りの「プロポーズ」ですね。
第3巻にして…と展開の早さに驚きつつ。
でもリディアの反応はGOOD。
彼女の理知的にすぎる部分こそが、この物語のポイント。
同じくあんまりあっけなくて、びっくりといえば、
エドガーの出自が、もうはっきりしてしまったこと。
結構大きな謎としてもっと引っ張るかと思ったのですが、
更に大きな謎を沢山孕んでいるから、謎解明には大盤振る舞いなのかも。
小さな謎で引っ張るよりも断然、好感度高し。
それにしてもまさかエドガー、2階級降格とは。
で、すでに前巻で立って喋る猫型妖精、自称・紳士のニコと会話も成り立っていたエドガー、
今回こそは完全に認めましたね。
あー、あと、トムキンスの執事っぷりが素敵。
ところで小説とは関係ないですが、今回登場の画家・ポール・ファーマン、
アニメでの声優さんは神谷さんでした。
いいですね、神谷さん。
変な人と、気弱な人に、はまり役が多いような。
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文章・描写 :★★★+
展開・結末 :★★★+
キャラクタ :★★★+
独 自 性 :★★★+
読 後 感 :★★★
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菜の花の一押しキャラ…カールトン教授
「トムキンス、おまえを早く安心させてやりたいけど、未来の奥さま候補に嫌われたかもしれない」
「大丈夫ですよ旦那さま、奥さまに嫌われているご主人はいくらでもおります」 (エドガー、トムキンス)
妖精と謀略とドキドキの英国風ファンタジー
伯爵と妖精 プロポーズはお手やわらかに (伯爵と妖精シリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 谷 瑞恵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/03/02
- メディア: 文庫
読了日:2011.08.01
分 類:ライトノベル
ページ:277P
価 格:514円
発行日:2005年3月発行
出版社:集英社(コバルト文庫)
評 定:★★★+★
●作品データ●
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主人公 : リディア・カールトン
語り口 : 3人称
ジャンル : 英国風ファンタジー
対 象 : ヤングアダルト向け
雰囲気 : キュートで緊張感ある
結 末 : まあ、ハッピーエンド
イラスト : 高星 麻子
装 丁 : 織田 弥生
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【100字紹介】
英国、ヴィクトリア朝時代が舞台のファンタジー・ライトノベル第3巻。
妖精女王にプロポーズされる伯爵と、水棲馬にアプローチされるリディア。
「月をくれるなら」という約束とムーンストーン。謎の結社も登場して…
舞台は英国。ヴィクトリア朝時代。
妖精や魔法が段々と「子供だまし」と思われていく世界で、
確かにそこに存在する妖精を見ることができ、話すことができる少女リディアは、
「妖精博士(フェアリードクター)」として、
優雅な美形の伯爵・エドガーに雇われ、ロンドンの屋敷に通う日々。
緑豊かなスコットランドを恋しく思いつつ、ロンドンに滞在するリディアの元に、
昔なじみの妖精がやってきます。ちょっと厄介なのが…。
というわけで、今回のゲストメンバーは、
スコットランドからやってきた水棲馬(ケルピー)(仮称・ケイン君)。
エドガーを妖精女王の花婿とするために迎えにやってきた野の妖精・
マリーゴールド&スイートピー(そのままだなあ…)、
エドガーに見込まれて屋敷に出入りするようになった駆け出し画家のポール。
まあ、こんなところ。
でも単なるゲストに終わらず、
このままレギュラーメンバーになりそうな感じのキャラもいますが…。
第3巻のキーワードは、
「月をくれるなら」「ムーンストーン」「赤い弓と白い弓」…でしょうか。
ああ、あとはタイトル通りの「プロポーズ」ですね。
第3巻にして…と展開の早さに驚きつつ。
でもリディアの反応はGOOD。
彼女の理知的にすぎる部分こそが、この物語のポイント。
同じくあんまりあっけなくて、びっくりといえば、
エドガーの出自が、もうはっきりしてしまったこと。
結構大きな謎としてもっと引っ張るかと思ったのですが、
更に大きな謎を沢山孕んでいるから、謎解明には大盤振る舞いなのかも。
小さな謎で引っ張るよりも断然、好感度高し。
それにしてもまさかエドガー、2階級降格とは。
で、すでに前巻で立って喋る猫型妖精、自称・紳士のニコと会話も成り立っていたエドガー、
今回こそは完全に認めましたね。
あー、あと、トムキンスの執事っぷりが素敵。
ところで小説とは関係ないですが、今回登場の画家・ポール・ファーマン、
アニメでの声優さんは神谷さんでした。
いいですね、神谷さん。
変な人と、気弱な人に、はまり役が多いような。
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文章・描写 :★★★+
展開・結末 :★★★+
キャラクタ :★★★+
独 自 性 :★★★+
読 後 感 :★★★
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菜の花の一押しキャラ…カールトン教授
「トムキンス、おまえを早く安心させてやりたいけど、未来の奥さま候補に嫌われたかもしれない」
「大丈夫ですよ旦那さま、奥さまに嫌われているご主人はいくらでもおります」 (エドガー、トムキンス)
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