●「Dog & Doll」森 博嗣 [読書レポート]
「Dog & Doll」森 博嗣
FM東京の携帯サイトで連載されたエッセイ
読了日:2009.10.18
分 類:エッセイ
ページ:171P
価 格:1600円
発行日:2009年3月発行
出版社:TOKYO FM出版
評 定:★★★★★
●作品データ●
----------------------------
テーマ : 音楽と日常
語り口 : 一人称(僕)
ジャンル : エッセイ
対 象 : 一般向け
雰囲気 : 音楽っぽさは仄か
Book Design : OHJI Hiromi (O-CTAVE inc.)
Illustration : TAKANO Kenji
---------------------------
【100字紹介】
TOKYO FMの携帯サイトで2008年の1年間、
週刊連載された森博嗣の音楽エッセイを取りまとめたもの。
西尾維新・ゆうきまさみ・山本直樹とのそれぞれの対談も収録。
ライトでディープな森博嗣らしいエッセイ
TOKYO FMの携帯サイトで2008年1月10日~2009年1月1日に、
週刊連載された、森博嗣の音楽エッセイ集です。
なお上述の3つの対談は、本書が初出。
ブックデザイン・カバーデザインとも、音楽エッセイらしく見せる、
様々な工夫が凝らされています。
カバーデザインはツェッペリンのアルバムをパロディにしているそうですし
(あとがきより)、見返しデザインはまさにCD。
章分けも「SIDE A (#1~#12)」から「SIDE D (#39~#52)」で、
対談はそれらの章の間に
「SPECIAL TRACK 1 対談:森博嗣×西尾維新」
「SPECIAL TRACK 2 対談:森博嗣×ゆうきまさみ」
「SPECIAL TRACK 3 対談:森博嗣×山本直樹」
という形で入っています。レコードやCDのイメージでしょうか。
ちなみに「SPECIAL TRACK 4」は「森博嗣的音楽環境」。
森博嗣氏の書斎ほか、の写真。
著者本人も何度も文中で指摘するように、
この作品は音楽エッセイの割にちっとも固有名詞は出てきません。
ゼロではないですけれども、
「誰々の曲が…」とか「何とかという曲は…」とか、
殆どそういう「評論」的部分がないのです。
音楽エッセイというと、著者は評価・評論をしがちですけれども、
(そしてそういうのを求める人も当然いらっしゃるはずですが)
このエッセイにおいてはそういう雰囲気は皆無。
音楽自体よりも、もしかしたら「音楽の聴き方」、
つまりは音楽との距離や、接し方や捉え方…
もしかしたらもっともっと、
「人生」や「日常生活」に近い方に重点がある、
と言ってもよいかもしれません。
だからと言って、重いわけでもないですよ。
とってもライト、でもときにディープ。
何を書いても、何を話してもやっぱり森博嗣。。。
と、何となく安心できる自分がいたりして。
もしかして、毒されている!?(何に?)
なお、このエッセイは2009年現在は「TRUCK & TROLL」として
同じくTOKYO FMの携帯サイト「MUSIC VILLAGE」でリスタートしています。
ただしこのエッセイを読むためには有料会員登録(月額\315)が必要とのこと。
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文章・描写 :★★★★★
展開・結末 :★★★★★
簡 潔 性 :★★★★★
独 自 性 :★★★★★
読 後 感 :★★★★★
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FM東京の携帯サイトで連載されたエッセイ
読了日:2009.10.18
分 類:エッセイ
ページ:171P
価 格:1600円
発行日:2009年3月発行
出版社:TOKYO FM出版
評 定:★★★★★
●作品データ●
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テーマ : 音楽と日常
語り口 : 一人称(僕)
ジャンル : エッセイ
対 象 : 一般向け
雰囲気 : 音楽っぽさは仄か
Book Design : OHJI Hiromi (O-CTAVE inc.)
Illustration : TAKANO Kenji
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【100字紹介】
TOKYO FMの携帯サイトで2008年の1年間、
週刊連載された森博嗣の音楽エッセイを取りまとめたもの。
西尾維新・ゆうきまさみ・山本直樹とのそれぞれの対談も収録。
ライトでディープな森博嗣らしいエッセイ
TOKYO FMの携帯サイトで2008年1月10日~2009年1月1日に、
週刊連載された、森博嗣の音楽エッセイ集です。
なお上述の3つの対談は、本書が初出。
ブックデザイン・カバーデザインとも、音楽エッセイらしく見せる、
様々な工夫が凝らされています。
カバーデザインはツェッペリンのアルバムをパロディにしているそうですし
(あとがきより)、見返しデザインはまさにCD。
章分けも「SIDE A (#1~#12)」から「SIDE D (#39~#52)」で、
対談はそれらの章の間に
「SPECIAL TRACK 1 対談:森博嗣×西尾維新」
「SPECIAL TRACK 2 対談:森博嗣×ゆうきまさみ」
「SPECIAL TRACK 3 対談:森博嗣×山本直樹」
という形で入っています。レコードやCDのイメージでしょうか。
ちなみに「SPECIAL TRACK 4」は「森博嗣的音楽環境」。
森博嗣氏の書斎ほか、の写真。
著者本人も何度も文中で指摘するように、
この作品は音楽エッセイの割にちっとも固有名詞は出てきません。
ゼロではないですけれども、
「誰々の曲が…」とか「何とかという曲は…」とか、
殆どそういう「評論」的部分がないのです。
音楽エッセイというと、著者は評価・評論をしがちですけれども、
(そしてそういうのを求める人も当然いらっしゃるはずですが)
このエッセイにおいてはそういう雰囲気は皆無。
音楽自体よりも、もしかしたら「音楽の聴き方」、
つまりは音楽との距離や、接し方や捉え方…
もしかしたらもっともっと、
「人生」や「日常生活」に近い方に重点がある、
と言ってもよいかもしれません。
だからと言って、重いわけでもないですよ。
とってもライト、でもときにディープ。
何を書いても、何を話してもやっぱり森博嗣。。。
と、何となく安心できる自分がいたりして。
もしかして、毒されている!?(何に?)
なお、このエッセイは2009年現在は「TRUCK & TROLL」として
同じくTOKYO FMの携帯サイト「MUSIC VILLAGE」でリスタートしています。
ただしこのエッセイを読むためには有料会員登録(月額\315)が必要とのこと。
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文章・描写 :★★★★★
展開・結末 :★★★★★
簡 潔 性 :★★★★★
独 自 性 :★★★★★
読 後 感 :★★★★★
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