「毎日をちょっぴりていねいに暮らす43のヒント」金子由紀子 [読書レポート]
「毎日をちょっぴりていねいに暮らす43のヒント」金子由紀子
忙しくても自分らしい暮らしのためのヒント
読了日:2020.2.22
分 類:エッセイ
ページ:199P
価 格:1400円
発行日:2004年9月発行
出版社:すばる舎
評 定:★★★
●作品データ●
---------------
テーマ : 暮らし
語り口 : 一人称(私)
ジャンル: エッセイ
対 象 : 一般向け
雰囲気 : 心豊かな暮らし
---------------
【100字紹介】
毎日、時間がなくて慌ただしく流されて暮らす、 何だか生活が楽しくないあなたへ。 時間があればていねいに暮らせるのではなく、 ていねいに暮らせば時間ができる。 最初はほんの小さなことから。そんなヒントを拾おう。
仕事に勉強に人の世話に家事、とにかく毎日、時間がなくて大変。
あわただしい日々のうちに、暮らしはどんどん雑になる。
これでも毎日回ってはいるんだけれど、何だか楽しくない。
いつか時間が出来れば、もっと私らしく、ていねいな暮らしができるのにー。
でも、そんな日はいつまでたってもやってこない。
だったら、こちらから迎えにいこう。
時間はないけどとりあえず、「ていねいに暮らす」をやってみる。
最初はほんの小さなことから。
時間があればていねいに暮らせるのではなく、
ていねいに暮らせば時間ができる。
(「はじめに」より抜粋)
そんな暮らしの著者なりのヒントが書かれたエッセイ。
43のヒント、ということですが…、、、
それぞれの項目タイトルを見ると、これはヒントなの???という感じで、
手引書的な部分はほぼないという感じです。
その意味で、43という数字に意味はないし、
拾い読みして参考にする本ではないですね。
通読して、あちこちにちりばめられた「ヒント」を拾い歩く感じで、
参考書的な位置づけではなく、エッセイとして読むべきでしょう。
内容は、なるほど、そうだよね、というような実感がありますが、
だからといって著者の実践していることが自分に合うかどうかは別問題で、
いや、それはちょっと…というのもありますし、
え、そういうときにそちらへいくの?というところもあります。
こうこうこうだから、こうしよう、の最初の部分は「うんうんうん!」となるのに、
そのあとの結論が「え!?」となるような。
その辺は個人差ですかね…。
でも自分の暮らしを見つめ直すきっかけと、
そして小さなヒントを拾うには良い本だと思います。
ちょっとだけ、ていねいに暮らしてみようかな、と
今の暮らしを見直す契機になりました。
---------------
文章・展開 :★★★
簡 潔 性 :★★★
学 術 性 :★★
独 自 性 :★★★★
読 後 感 :★★★
---------------
コメント 0