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●「叱らない子育て」岸見一郎 [読書レポート]


叱らない子育て: アドラーが教える親子の関係が子どもを勇気づける!だからやる気が育つ!

叱らない子育て: アドラーが教える親子の関係が子どもを勇気づける!だからやる気が育つ!

  • 作者: 岸見 一郎
  • 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
  • 発売日: 2015/02/10
  • メディア: 単行本




アドラーが教える親子の関係が子どもを勇気づける!だからやる気が育つ! 叱らない子育て」岸見一郎
心理学者の語るアドラー心理学による子育て

読了日:2020.1.29
分 類:一般書
ページ:207P
価 格:1300円
発行日:2015年2月発行
出版社:学研パブリッシング
評 定:★★★


●作品データ●
---------------
テーマ : 子育て
語り口 : 一人称(私)
ジャンル: 一般書
対 象 : 子育て世代向け
雰囲気 : 易しく
デザイン・DTP・装丁:三輪明日香
イラスト: 十二亜希子
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【100字紹介】
共著「嫌われる勇気」がベストセラーとなった心理カウンセラーによる、 アドラー心理学の子育ての解説。 叱らない、褒めない、子どもをリスペクトして勇気づけ、 課題を分け、自立を助ける…子育てする親のための参考書


NHKのアドラー心理学に関する番組に出演しているのを
見たことがある著者さんです。
共著の「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」も拝読させて頂きました。

そのときから、アドラー心理学は全面的に受け入れて実践するのは
大変難しいと感じているのですが、それでも参考になる部分が多く、
「こういうのがアドラー心理学にあったな…」と、
自分の思考の途中で思い出しては、考えの軌道修正をしたりするのに
結構役立っていると感じます。

そして現在、ついつい声を荒げて怒ってしまうことも多々ある、
4歳を筆頭にした3姉妹の子育て中の菜の花としては、
これは読んでおいて損はないだろう、と手に取りました。

主張は多くない…と思います。
ざっくりまとめてしまうとこんな感じでしょうか。

ひとつ。子どもは自分を注目してほしい。
叱られるようなことをして注目をひくならば、叱ってはいけない。
普段からきちんと注目していればそんなことはしないはず、
もっと子どもを注目してあげよう。


それから。
子どもをひとりの人間として対等に接しよう。
つまりリスペクトしよう。
リスペクトしていれば、上から目線に「褒める」なんてしないはず。
だから褒めてはいけない。


更に。
子育ての目標は自立支援。
親の課題と子どもの課題は分けて考えよう。
勉強しない子ども、その結果は誰に降りかかる?
勉強するのは子どもの課題。
無理に勉強させようとしてはいけない。
勿論、した方がよいのだから、それを「助言」はするべきだ。


…こんな感じでしょうか。
色々拾い漏らしているかもしれませんが、
最後まで読んで、ちゃんと記憶に残っているのはこれくらいかな。

…ある程度の方針として心掛けたいとは思いますが、
やっぱり全部そのまま受け入れるのは難しそうです。
ひとつめも、ごもっとも、とは思いますが、
それ以外でも叱られることはしますよね。
0歳児は注目をひきたくて何かしているわけではないですし、
自分が子どもの頃でも、親に怒られることでも
やらかしてしまったことは結構あります。
何となく、面白そうだったから、とか。
あとで、まずい、隠せ!ってなるのは、
親の注目をひきたいがゆえの行動ではありませんよね。
でも子どもはそういうこともしますから、必ずしもあてはまらないわけで。

うまいこと、良いところは取り入れつつ、
思考の参考に組み込んでいきたいと思います。


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文章・展開 :★★★
簡 潔 性 :★★★★
学 術 性 :★★
独 自 性 :★★★★
読 後 感 :★★★
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叱らない子育て: アドラーが教える親子の関係が子どもを勇気づける!だからやる気が育つ!

叱らない子育て: アドラーが教える親子の関係が子どもを勇気づける!だからやる気が育つ!

  • 作者: 岸見 一郎
  • 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
  • 発売日: 2015/02/10
  • メディア: 単行本




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